広げられたノート類とメガネ

ゼミ選びのポイント

理系であれば4年生から、文系の学生なら2~3年生くらいからゼミに所属するようになります。
ゼミって何を学ぶところ?と疑問に思ってこの記事を読んでいる学生もいるかもしれませんが、大学生活においてゼミ選びは非常に重要です。
大学のゼミとは、教員と学生が少人数のグループで研究を行う活動のことを指します。
1~2年生で基礎学力を固めた後、ゼミに入ってより専門的に学ぶことを目的にしています。

毎年、どこのゼミに入るか悩める学生が続出しています。
やりたい研究が決まっている学生なら、目当てのゼミに飛び込めばいいですが、ゼミ選びの方法は人それぞれですので、これが正解!という答えはありません。
ですが、ポイントを知っていると選びやすくなりますので、ぜひ参考にしてみてください。

とにかく楽しみたい人向けのゼミ

実は、どの大学にも「楽できるゼミ」が存在しています。
楽ってどんなふうに楽なの?と思われるでしょう。
確かに楽の定義は曖昧ですが、例えて言うなら、少ない出席日数でもOK、発表がほぼナイ、あるいは発表がナイ、卒論もナイ、といった「ナイナイづくしのゼミ」とでも言いましょうか。

サークルや部活、バイトで忙しいという方は、楽なゼミを選ぶ傾向にあります。
時間をもてあましているのにもかかわらず、楽なゼミを選択してしまうと、大学生活の半分を損してしまう可能性もあります。
また、就活のときにネタがなくて困ることにもなりますので、時間があるという方は、次の項目を参考にしてみてください!

特に目標がない人は?

特に何がしたいと決まっていない場合、興味から選ぶのではなく、仲のよい友人がいるゼミに入るという考え方もあります。
友人がいれば心強いですし、熱心に研究する姿を見て、あなた自身も感化されて興味を抱くかもしれませんしね!

あるいは、良い先生と評判のゼミを選ぶ方法もオススメです。
研究テーマは自分で選べ!という自主性を重んじる先生のゼミの場合、目標がないあなたにとっては苦痛でしかないでしょう。
それなら、指導に熱心な先生を選ぶことで、迷える子羊の手をとって、優しく導いてくれるに違いありません。

動機がぼんやりしていても、いざ配属されれば気合いが入ることもあります。
今の自分が必要とする環境を選ぶことが、充実した時間を過ごすためのコツと言えるでしょう。

培えるスキル

ゼミで培えるスキルには、「課題を見つける」「調査方法を身につける」「討論・発表を重ねてプレゼンテーションスキルを磨く」といったものがあります。
これは、少人数のゼミだからこそ培えるスキルであり、大学の講義を聞いているだけでは身につかないものです。
どこに行くか決まっている人も、まだ悩んでいるという人も、全力で取り組める希望のゼミに所属できるとよいですね。